先生と ☆I☆
 瞳 2003/09/16(Tue) No.2450


第1部
『ホントに? ねぇ、ホントに・・・?』 【うん…だって他の人に何を言われてもときめかないし、他の人を好きになろうとも思わないし・・・】 『でも・・また私、ヤキモチ焼いて瞳を困らせちゃうよ・・・?きっとまたすぐに愛想つかされて・・・』 【あーもう!ヤキモチを焼かれた事に怒ってるんじゃなくてー!】 『でも・・・』 【ていうか先生の方からフったんじゃん!瞳と居てもヤキモチ焼いてばっかでツライから≠チて!】 『えー違うよー!瞳が束縛されるのは好きだけど、先生ぐらい独占欲の強い人はヤだ≠ンたいな事を言ったんだよー!?』 【・・・もー!どっちでもいいよ! ・・・せっかく仲直りしたんだから、もうケンカの原因なんてどうでもいいじゃん・・・】 『・・・・そだね・・』 もう何年も会っていなかったかのようなぎこちない会話を続けたのち、それでも精一杯お互いの言いたい事を言って、最後はきちんと仲直りをする事ができた。 とは言ってもまだ不安定な感じで、今にもやっぱりやめておこうか≠ニ言われてしまいそうな、そんな状態だ。 だから、1つ1つの言葉に、細心の注意を払いながら慎重に話をしていた。 【ところで・・・瞳はもう、先生と別れてすぐにできた彼女はフったんだけど・・先生は?】 『あ・・・』 【え?あ、まだなら全然いいよ!】 『ううん!今すぐフる!』 【え、えぇ!?そんな事しなくていいよ!】 『なんで?瞳は、私が瞳の知らない誰かと付き合っててもいいの?』 【そりゃぁ・・・もちろんイヤだけどさ、瞳のせいで別れちゃったんだから、瞳にはそんなえらそうな事を言う権利ないなって・・・】 『・・・いいよ。もう一度付き合えたんだし、またいっぱい縛ってよ♪』 【でも・・】 『じゃ今からフるから、黙っててね』 【え、ちょっ・・・!】 そう言って、先生は自分の携帯を手に取った。 『・・・・・あ、もしもし。あのね・・元カノとヨリ戻す事になったんだ。・・・うん。  うん、ごめんね・・・でもそういう条件で付き合ったじゃない?  だから・・・うん、うん・・・はい、じゃあ・・・うん、ばいばい』 プツッ 【??? そういう条件≠チて?】 『あ・・・υ』 【ちょっとの期間だけ≠チていう条件とか?】 『い、いや・・・うーんυ まぁそんな感じかな・・』 【ふーん・・・そうだったんだー。】 『・・・瞳と・・』 【ん?なに?】 『瞳との恋がこのまま終わるはずない≠チて勝手に信じ込んでてね、いつかこうやってまた瞳と付き合えるって予感があったから、  待っている人がいるので、その人が私のところへ帰ってくるまでならOKです。  でもすぐに帰ってきてくれるはずなので、そんなに長い間は貴女と付き合えないと思います≠チて返事したんだ。  ・・・恥ずかしいから言いたくなかったけど、たまには私も素直になんないと、また瞳に愛想つかされちゃうからね(笑)』 私も同じ事を思っていた。 こんなに素敵な恋が、こんなに簡単に終わるはずがないって。必ずまた一緒に過ごせる日が来るって。 先生も同じ事を思っていてくれたんだ・・・ 【・・・先生〜・・】 『あ、ちょ、ちょっと泣かないでよ!』 【瞳が泣くのわかってて言ったくせに〜・・・う゛ー・・・】 『泣くだろうとは思ってたけど、それ狙いで言ったわけではないよーυ』 【うっ・・・ひっく・・・・】 『・・・もー・・ ほら、瞳。』 【え・・・】 フワッと優しく抱きよせられ、そのまま先生の暖かい腕の中に包まれた。 【・・ん・・・先生?】 『はいはい、泣かないのー。よしよし』 先生はそう言って、私のつむじ辺りに、頬を当てた。 キュッと軽く抱きしめられ、なだめられていると、余計に涙が溢れてきた。 【う゛ー・・・】 『どうしたの?・・・今までずっと我慢してたんだね、もう安心して泣いてもいいからね』 私の髪をクシャッと撫でて、さらに強く抱きしめてくれた。 先生はなんで泣かないんだろう・・・? あぁ、きっと私と別れてから毎日ずっと泣いて過ごしたんだな。だからもう涙が出ないんだ。 【先生・・・キスしてほしい・・】 『??? どうしたの?』 【別にHがしたいわけじゃないよ。キスしてほしいだけ・・】 『? ・・・・。』 先生に抱きしめられているうちに、すごく甘えたい気分になってしまい、それと同時に、手を繋いだりキスをしたりと、恋人のする事≠したくなったのだった。 なにより、完全にヨリが戻った≠ニいう確信というか・・・自信が欲しかった。 【ん・・・ん・・】 先生は、私のそんな気持ちを察しているかのように、今までで一番優しいキスをくれた。 『ん・・ はぁ・・・どう?もういい?』 【・・・やだ・・瞳がイヤって言うまでずっとキスして・・】 『あはは、わかった。・・・好きよ、瞳』 そうして私はずっと先生の腕の中に抱かれ、そのまま2人が溶けていってしまいそうなキスをたくさんして、眠りについた。 目覚めた後も、ちゃんと先生の隣に居られますように≠ニ願いながら。
先生と ☆J☆  瞳 2003/09/28(Sun) No.2559 『ラーメン一枚ちょーだぃ』 【ダ〜メ。先生に売るのは、チケットが余ってから〜。あ、それと、いくら先生でもお金は払ってね】 『えーケチ!』 【はいはい。あ、ねぇねぇ、そこの1年生の子たち。前売り券買わない?】 文化祭を翌日に控えた日の放課後、私はクラスの料理の前売り券を、1・2年生に売りに来ていた。 『売ってくれないんだったら、わざわざ職員室のある2階に来ないでよ…』 【だって先生にヤキモチ焼いてほしかったんだもーん♪】 『もーいっぱい焼いたから自分の教室帰ってよー』 【やだよ、まだチケットこんなに余ってるんだもん。全部、後輩に売るまでは帰らん】 『むー・・・あ、ラーメンは1枚、ちゃんと残しておいてね』 【はいはい。・・・ところで、なんでそんなにラーメンが食べたいの?(笑)】 『ヒミツ』 【ふーん。あ、2年生がいっぱいいるー♪ちょっと売ってくるね♪】 『あ、わかった。じゃまた売り終わったら職員室に来てね。いなかったら書道室に来て。』 【うん。じゃまた後で】 そして仲のいい後輩グループの子たちがたくさん買ってくれたおかげで、早々に私の手持ち分のチケットは完売した。 足早に職員室に行き、先生を探してみたが、いなかったので、書道室に向かった。 【あ、いた。先生ー♪】 『お疲れさま。チケットはちゃんと全部売れた?』 【うん。でもちゃんとラーメンは1枚残しておいたよー】 『やった♪ありがとう♪』 【200円ね】 『え、ホントにお金取るの?瞳がおごってよー』 【最悪ッ!それぐらい払えー!瞳、毎月4万ぐらいしか入ってこないんだよー?教師の10分の1以下でしょ(笑)化粧品とか買ってたら、あっという間に飛んでっちゃうんだよー】 『え、4万もお小遣いもらってるの!?』 【あ、違う違う。バイトだよ】 『バイト・・・』 【あれ?言ってなかったっけ?瞳、カナリ前からマックでバイトしてるんだよ?】 『え・・知らないよ』 【マジで?そっかー、ごめんごめん。バイトしてまーす】 『遅いよ!・・・どこのマック?』 【○○駅の中にあるじゃん。あそこだよ】 『あんな所で!?よく学校の先生たちに見つからないねー』 【あー、来たら隠れてるからね】 『ふーん・・・じゃ近々私も見に行く♪』 【え゛!?やだよーυ先生来たら恥ずかしくて仕事できなくなるッ!】 『カナリ前からやってるんでしょ?大丈夫大丈夫♪』 【うー・・・マジ恥ずかしいんだけどυ】 『あ、これ200円』 【え?・・・あぁ、ラーメン代か(笑)】 『そういえば、文化祭で、ライブやるんだよね?』 【ん?あーうん。・・・ってなんで知ってんの!?】 『駒田先生が言ってたから。中谷瞳は、ただでさえ成績が落ち気味やというのに、ライブなんてモンをやるらしいですよ。  堀江先生から何とか言ってやって下さいよ≠セってさ(笑)』 【げーυ 駒田ウザ〜υ 担任でもないくせにー】 『あはは、確かに』 【ところで、ライブ見に来てくれるの?】 『あ、1時からだよね?行けたら行くよ』 【ちゃんと時間まで調べてあるんだ(笑)てか行けたら≠チて・・・どーせ来るくせに♪】 『いや、ホントに行けるかわかんないんだよね。書道の展示とかあるし、実はちょっと忙しいの』 【あぁ、教室に、生徒の作品を飾るやつ?あんなの前日に飾っておけば、ずっと教室にいなくて済むじゃんか】 『作品にイタズラする一般客とかが結構いるから、見張ってなきゃダメなのよ』 【あーなるほど…わかった、じゃ来れたらでいいよ♪】 『うん、ごめんねυ』 【いいって♪来なかったら何かおごってもらうし】 『頑張って行くわ(笑)』 【あはは♪この貧乏人め】 『練習とかあるんでしょ?頑張ってね、応援してるから』 【うん、ありがとう♪じゃそろそろ帰るね】 『はい、気をつけて』 ―――――そして、文化祭当日――――― 「瞳ー!遅い!」 【も、ももちゃん、おはよう・・・υ ごめん、バッチリ寝坊したυ】 「もーテントも張り終わったし、あんた用意すること何もないよ!?」 【んーごめんυ】 「も〜・・・あ、じゃ、そこにたこ焼き用の鉄板あるじゃん。それセットして、コンロに火ィつけといて」 【あ、わかった。鉄板ってこれだよね?】 「うん、そうそれ。どれくらいのペースで売れるかわかんないから、とりあえず火は鉄板2枚分だけつけといて」 【りょーかい♪】 私は寝坊して、テントや長イスを並べたりできなかった分、料理の下準備をたくさん手伝った。 【・・・あっちッ!いててて・・・υ】 軍手もはめずに、鉄板のズレを直そうとして、手にヤケドを負ってしまった。 「あ!瞳、そんなトコ持ったら熱いに決まってるじゃん!」 【だってちょっとズレてたから、たこ焼き作ってる最中に、タレとかが中に入って火が消えたらダメだと思って・・・υ】 「バカだなぁ・・・ほら、ちょっと手ェ貸して」 【あー、痛いって!いいって、舐めとくから】 「でもとりあえず冷やさなきゃ」 百恵が、カキ氷用の氷を少し持ってきて、手を冷やしてくれた。 【あっ・・・気持ちいい】 「ちょっと変な声出さないでよ(笑)」 【ごめん(笑)】 「じゃイスに座って手ェ冷やしてるんだよ!わかった?」 【え・・遅れてきた分、手伝いしたいんだけど・・・】 「大丈夫、後片付けの時に、目一杯こき使ってあげるから(笑)」 【げ・・・υ】 「って事で休んでなよ」 【んー・・わかった。ももちゃん、ありがと】 「いいよいいよ」 そして百恵は、作業に戻った。 (はー・・・それにしてもちょこっと触っただけで水ぶくれみたいになっちゃった。いててて・・・) 百恵に言われた通り、大人しくイスに座って手を冷やしていると、堀江先生を見つけた。 【あ、先生ー♪】 『・・・。』 (ん?どーしたんだろ。・・まぁいっか。先生も自分のクラスの準備で忙しいんだろうな。) 先生は無言でせっせと準備をしていた。 (あ、先生のクラスもたこ焼きやるんだなー。鉄板運んでる。かわいーな〜♪鉄板ごと後ろから抱き付いちゃおうかな笑)
先生と ☆J☆続き  瞳 2003/10/12(Sun) No.2668 私が、堀江先生が屋台の準備をしている姿に見とれていた頃、すでに一般客がどんどん校内に入ってきていた。 「瞳!もぅ火傷の痛みは引いたでしょ!?早く手伝ってよ!」 百恵に怒鳴られ、ハッとして、 【あ、あぁ、ごめんごめんυ】 「全くもぅ!先生ならいつでも見れるでしょーが!」 【マジごめんυ うわ!一般客がこんなに!?】 「狽「や、気づけよ!」 たくさん人が入ってきて、店もカナリてんてこまい状態になってきた。 【にぎやかになってきたね〜】 「ホント。忙しい忙しいッ!」 けれど私は、堀江先生を目で追う事を忘れなかった。 (あー!美人な一般客にデレデレしてるー!後で怒ってやるッ!) 店の手伝いをしつつ、先生の行動を事細かにチェックしていた。(笑) そして、せっせと料理を売り続け、昼前になった。 「瞳〜!もも達、休憩行ってきてもいいってさ♪」 【え?もぅそんな時間?】 「うん。もも達が一番最初の休憩だって。30分間だけらしいけど」 【おぉ、そうなんだ。じゃ回ろうよ♪】 「え〜υ ももは休みたいかも…」 【せっかくなんだから回ろうよー!お腹も空いたし】 「あ、まぁお腹は空いたね。何か食べよっか」 【うん♪】 30分間の休憩時間を与えられたので、私と百恵で校内を回る事にした。 「瞳は何が食べたい?」 【うーん、できれば今すぐ先生が食べたい♪】 「アホか!(笑)」 【でもあんなに一生懸命お店やってるし、邪魔しちゃ悪いよねー…】 「そうだねぇ…でも30分の間に、先生も休憩になったら一緒に回れば?」 【え?ももちゃんは?】 「一緒にいてほしいの?」 【ううん、いてほしくないけど…】 「あんたムカつくわぁー!(笑)」 【いやいや、それほどでも♪】 「はいはい(笑)まぁ先生が休憩になったら、ももは他の子と回ってあげるから、先生と居なよ♪」 【ん〜…ももちゃんはホントにいい子だねぇ♪ありがとう♪】 そんな会話をしながら、私と百恵は色んなクラスの料理を食べて回った。 【あ…金券がなくなっちゃった】 「え?ももの使うー?もぅももは何も食べないからいいよー」 【いやいや、そんなの悪いからいいよ。買いに行ってくる】 「そぅ?じゃここで待ってるね」 【なんで一緒に行ってくれないのさー!】 「え〜だって金券、2階で売ってるんだもんυ 疲れてるから階段のぼるのめんどくさいし」 【はいはいυ じゃここで待ってて】 「はいよー。なるべく早く戻ってきてねー」 そして私は、百恵を長い間待たせたら悪いと思い、走って階段を駆け上がり、金券を買いに行った。 すると、堀江先生が金券売り場に居た。 【あッ!先生ー!!】 『あ、瞳。』 【先生も休憩?】 『うん。今から30分だけ』 【え〜!瞳、あと15分ぐらいしかないよー。一緒に回りたかったのに…】 『15分あれば充分じゃない』 【短いよ!喋ってたら終わっちゃうυ】 『じゃこのまま百恵ちゃんと回れば?』 【あれ?ももちゃんと回ってたの気づいてた?】 『・・・当たり前じゃない、常に目で追ってるんだから』 【マジで!?瞳も先生ばっかり見てたよ♪】 『ちょっと大きな声で言わないでよ、周りに聞こえたらどうするの!』 【え〜結構、瞳×堀江先生≠チて、みんなの中でも定着してると思うんだけど(笑)】 『まぁ確かに、付き合う前から瞳は私にベタベタしてきてたけどね・・・』 【でしょ?だから平気だって♪手ェつないで回ってても大丈夫だと思うけど♪】 『それはちょっとアレじゃない?』 【いやいや、瞳達だったら誰も怪しまないって♪相変わらず仲良しだなぁとか思われるだけだよ♪】 『そうかもね。あ、金券買いに来たんでしょ?買いなよ』 【あ、そうだった!先生はもぅ買ったの?】 『うん。あ、私と回りたいんだったら早くして。時間がなくなっちゃうから』 【回りたいーッ!!!】 『はいはい(笑)じゃ急いでね』 残された時間を、少しでも先生と一緒に過ごしたかったので、私は急いで金券を買った。 【下でももちゃんが待ってるんだ】 『あ・・・そうなの』 【3分ぐらい待たせちゃったかな】 足早に百恵に走りよっていった。 「遅い!!・・・あ、先生」 『ごめんなさいね、私が瞳を呼び止めたから』 「あ、じゃ2人で行動する?」 【うん・・・ごめんねυ その代わり、ももちゃんの分の金券も買ってきたから!500円返してくれなくてもいいからさ】 「え?マジ!?やったー♪なら許す♪」 そう言って、百恵は違う友達のグループに混ざっていった。 【良かった〜怒られなくて・・・υ 金券買って行かなかったらカナリキレてただろうな、ももちゃん】 『あんまり友達を待たせたり、迷惑かけちゃダメよ』 【うん、そーだねυ 後でもぅ1回ちゃんと謝っとこッ。】 『そうした方がいいよ。あ、で、どこ行く?』 【いやぁそれが結構もぅ回っちゃったんだよね〜・・・先生は何か食べたい物ある?】 『ううん、クラスの料理の味見とかしてたらお腹いっぱいになっちゃって・・・υ だから今は何も食べたくないかも』 【あ、そーなの?じゃあと10分ちょっとしか時間無いし、どこか静かな所でお喋りでもする?】 『うん、それがいいな♪』 【駐輪場とかどぅ?今日は文化祭で、駐輪場なんて誰も来ないと思うし】 『あ、いい考えだね。風もよく通って涼しいしね』 【じゃ行こ♪】 そう言って先生の手を引き、時間が無いので、駐輪場まで走っていった。 駐輪場は、やはり誰の気配も感じず、貸切状態だった。 【お〜ホントに誰も居ないねぇ♪ラッキー♪】 『ホントだね。この辺に座ろうか』 【さて、瞳の自転車はどれでしょぅ!】 『はいはい、あの赤い自転車でしょ』 【狽ネんで知ってるの!?】 『瞳だけママチャリだから目立つんだよー(笑)』 【瞳の事、見すぎじゃない?】 『バカじゃないの?(笑) ねぇ、いいから早く座ってよ』 (あ、可愛い♪) ねぇ≠ニいうのが妙に可愛くて、ときめいたのを覚えている。 言われるがままに先生の隣に座る。 【お〜涼しいな〜♪】 『自転車置き場って、屋根ついてるから影になるんだね』 【うん、いいねーここ。今度から屋上じゃなくてここでサボる事にするー】 『確かに、影になってて外からじゃよく見えないし、いいかもね』 【先生がサボリ勧めちゃダメでしょ(笑)】 楽しく会話をしていると、突然先生が私の肩に頭を置いた。 【ん?なに?】 『ちょっと寒いな・・・』 【え?瞳はまだまだ暑くて溶けそうなんだけどυ】 『実は風邪気味なんだよね、昨日の夜から・・・』 【そうなの!?なんで休まなかったの?】 『先生はそう簡単に休めないの』 【じゃ保健室行こうよ!ここ風の通り良すぎるから、風邪引いてるんなら、もっと閉め切った所の方がいいって絶対!】 『いいよ、動くと吐きそうだし・・・υ』 【そんなに気分悪いの!?早く言ってくれたら良かったのに・・・】 『だって瞳と一緒に居たいのに、風邪引いてるなんて言ったら保健室にあずけられて、瞳がまた百恵ちゃんと文化祭回るだろうなって思ったから・・・』 【バカだなぁ・・・保健室に連れていく事は連れていくけど、そのまま側に居るって!】 『あ・・・そっか・・・』 ずっと無理をしていたらしく、さらに駐輪場の通気の良さもあって、熱が上がってきた様子だった。 【ちょっと先生!】 『頭痛い・・・』 【イヤって言っても保健室連れていくからね!】 『別に保健室がイヤなわけじゃ・・・』 【わかってるよ。瞳が横に居て看病してあげるから、行こ!】 『ん・・・それなら行く』 私は、自分が店でラーメンやたこ焼きを作っていて暑かったから駐輪場に誘った。先生の具合が悪い事に気づきもしないで、こんな肌寒い所に連れてきてしまって・・・ 私は、後悔していた。すぐに先生の様子に気づいて保健室に連れていってあげていれば良かった。そうすればこんなに熱は上がらなかったかもしれない。 【先生、ごめんね・・・】 先生を保健室に連れていく間、私はずっと謝っていた。 先生は、『何が?風邪を引いたのは瞳のせいじゃないよ』と言ってくれた。 保健室に着くと、誰も居ない。 保健の先生も文化祭を見物しに、外に出ているらしい。 【無責任だなぁ!普通、1人ぐらいは先生居るモンじゃない!?】 そう言って、先生が頭が痛いと言っていたので頭痛に効く薬を出して、先生に飲ませた。 【大丈夫?】 『あ、ありがとう。そんなに心配しなくても・・・(笑)』 【はい!寝て!】 『勝手にベッド使っていいのかな・・・』 【病人が寝るためにあるんだからいいに決まってるじゃん!】 『それもそうだね(笑) じゃちょっと横にならせてもらおうかな』 【うん、そうしなよ。はぁ・・・やっと少し安心した】 『ただの風邪なのに〜(笑)』 【先生、なんとなく体弱そうだから心配なの!】 『何それ(笑)』 【もぅ話しかけないから、寝ててね】 『ん・・・わかった』 カーテンを引いて、先生を1人で寝かせ、私は百恵にメールを打った。 ごめん、先生が風邪でカナリ具合悪そうだったから、今保健室に連れてきたとこ(;_;)次の休憩の分も保健室に居てもいい? 百恵からすぐに返事が来て、 わかった☆それは仕方ない事だね(^_^;)いいよ、瞳はあと3回休憩あるから、1時間半までなら延長できるよ☆先生の具合が良くなるまで側に居てあげなよ♪ 百恵の許可が下りたので、私はずっと保健室に居る事にした。 (タオルとか冷やして頭の上に乗せてあげよっかな・・・あ、でも風邪引いてる人に水とかかけちゃダメなんだっけ・・・) そうやって、何か先生にしてあげようと考えていたら、 『瞳・・・』 蚊の泣くような声で、先生が私の名前を呼んだ。 視界をさえぎるカーテンをシャッと開け、 【どうしたの?まだつらい?何か飲む?】 と言って、先生の側に歩み寄った。 『・・・入って』 【え?】 『添い寝して・・・?』 (うっ・・・可愛い・・・υ ) 【添い寝?いいけど・・・】 『ん・・こっちに寝て』 【あ、もぅちょっと詰めてくれる?】 『こう?』 【うん、ありがと】 もぞもぞと先生が寝ているベッドに入る。 【うわ、メッチャ熱いよ!?カナリ熱あるね】 『でも瞳が薬くれたし、少ししたらマシになるんじゃないかな』 【そっか。じゃ楽になるまで横で寝ててあげるね】 『ん・・・ありがと』 そして、先生はやはり具合がかなり悪いようで、口数も少なく、ずっと息を切らしていた。 十数分経っても、熱は下がらなかった。 【やっぱり気分悪いの治らない?】 『さっきよりは楽になったよ・・』 【そっか。じゃ瞳はカーテンの向こうに行くから】 『・・・・』 【ちょっと〜υ 】 私がベッドから出ようとすると、先生が無言のまま私の制服をつかむ。 【もー・・・】 また同じ位置に寝る。 (風邪だから手は出しちゃダメってわかってても、こんだけ至近距離ではぁはぁ言われたらヤバイんだって〜!) さっきからずっとギリギリの理性を保つのに努めていたのだけれど、そんな事に先生は全く気づいていないようだった。 (先生ってば、無意識に誘ってくるから困るんだよなー・・・υ) 必死に耐えていると、先生が手をにぎってきた。 【ちょっ・・・】 『? 手ぐらいいつも繋いでるじゃない』 【いや、今はちょっと・・・あの・・・υ】 『変なの・・・』 そう言って、先生は私の胸板辺りに顔を寄せ、体ごとすり寄ってきた。 『風邪引いてると、甘えたくなるの・・・うつるかもしれないけど、ごめんね(笑)』 いつもの可愛い笑顔でニコッと笑う。 (あー!こんな至近距離で・・・υ) 我慢の限界に達した私は、思わずキスをしてしまった。 『ん・・・ん・・』 【んっ・・・あ・・・ごめん・・・υ】 『ううん・・・いいよ・・してほしかったし・・ていうか、ホント今甘えたいモードだから、もっと色々して・・・?』 【いっ!?い、いや、それは我慢するよ、やっぱ風邪引いてるんだから安静にしてほしいし・・】 『風邪引いてるからしてほしいの』 【え・・・いいの・・?ホントに・・】 『ん・・早く・・・』 休憩を全部使って、あと1時間ちょっと。 昼を過ぎて、文化祭もピークの時間。保健の先生も、しばらくは戻ってこないだろう。 そう思い、また先生に熱いキスをかぶせた。
先生と ☆J☆続き2  瞳 2003/10/13(Mon) No.2680 今度は長いキス。 2人きりの保健室にキスの音だけが響く。 『ん・・・ん・・っ』 【ふっ・・気持ちいい・・・?】 『・・・うん・・』 先生の下に手をやると、熱のせいかとても熱くて、すでにトロトロだった。 『あっ・・・』 【風邪引いてるからかな?すっごい熱いよ】 手を布団の外に出すと、いつもと比べ物にならないくらいに私の指先が濡れていた。 『い・・いちいち外に出さないで・・・』 【なんで?】 『・・・・恥ずかしいから』 【あれ?恥ずかしいのがイイんじゃなかったっけ? ほら見て、すっごい糸引くんだけど】 『もう・・・』 恥ずかしさのあまり、先生がまた私の胸に顔を埋める。 【あはは♪やっぱ先生かわいー♪】 そう言って、先生をキュッと抱きしめた。 『むっ・・・苦しいっ』 【あ、ごめんごめん。あまりにも可愛かったからさ♪】 『ん・・・ね・・早く続きして』 私の手を下へ下へと引っ張っていく先生。息も、相変わらず荒い。 ・・・こんな可愛い事をしてくれるなら、毎日風邪を引いていてほしいものだ(笑) 私はベッドの中にもぐりこんで、布団の中の暗闇でもハッキリと見える、先生の真っ白な胸に唇を当てる。 チュッと軽く乳首の近くにキスをする。 『あっ・・・!』 ピクンと体を震わす先生。 『あ・・は・・・』 【じらさないでほしい?】 『ん・・・』 先生は、肯定とも否定とも取れる返事をして、自分の指を噛んで声を抑えていた。 きっと、熱のせいで、もう準備は万端だろう。体の反応からして、かなりその気になってるし・・・ そう思い、愛撫をいつもより手短に済ませ、さらにベッドの中へともぐりこんだ。 先生の体に優しくキスをしながら。 『んっ・・ん・・・!』 お腹が結構感じるらしく、おへそに近づくにつれて声が大きくなっていく。 【お腹が感じるの?】 『あ・・・違・・!』 【・・・それとも下に近づいてきたから?】 『そっ・・そんな事・・・』 その言葉とは裏腹に、私の唇が乳房から乳首、お腹、おへそ周り、下腹部へと移っていくにつれて、先生の体の反応は大きくなっていく。 そして茂みに入る・・・ 『あ・・あぁ・・・!』 先生がピクンピクンと体を揺らす。私は、先生が一番感じる所に唇を当てた。 『・・・っ!』 先ほどよりも、指をさらに強く噛んで、少し涙ぐみながらこらえている。 【声、別に出してもいいよ?どうせ文化祭で外はうるさいんだし・・・誰も来ないよ】 そう言って、舌を下から上にツーッと滑らせる。 そのまま、また一番の性感帯に唇を当て、舌でチロチロと舐める。余った両手でゆっくりと中をかきまわす。 やはり先生の中は、熱のせいでものすごく熱くなっていた。かきまわすたびにトロットロッと愛液が溢れ出る。 『あ、あ・・っ!!』 【今日、ホント濡れやすくなってるね・・中もすっごい熱いし・・・】 そう言って舌で軽く舐めていたのを、グリグリと押し付けるようにしてみる。 『いっ・・!!』 足をガクガクと震わせて、ベッドの横の柵に両手を置く先生。 【・・え?もうイクとか言わないでよ?】 『あぁ・・・っ!! ん・・・ッ!!!!』 一瞬、ぶるっと体を震わせて、グググッと中から指を押し出した。そしてそのままビクビクと体を震わせる。 【・・はっ!? 早ッ!!】 ベッドからひょこっと顔を出して言った。 『あ・・・はっ・・ だって・・υ』 【有り得ないんだけど(笑)そんなに良かった?】 『なんか・・・ 今日すっごい感じやすくて、自分でも困ってた・・(笑)』 【もぅ毎日風邪ひいてよ♪】 『え?じゃ毎日家に来て看病してくれる?』 【毎日Hしたいって事!?ちょ、ちょっとそれは体が持たないし、マンネリ化するんじゃ・・・】 『別にそういう意味で言ったんじゃないし!(笑)』 【やっぱり?んー・・・ちょっと残念・・υ】 『瞳のエロー♪』 【うーん、元気になったっぽいね。どれどれ、熱は・・・】 私が先生のおでこに手を当てて、熱を測ろうとした時、 『あ!何これ!』 【え?あぁ、この火傷?さっき料理してる時にちょっと・・・でも、ももちゃんがすぐに氷持ってきてくれたから大丈夫だったよ】 『・・・またももちゃん=H』 【あ、違う違う!たまたまその火傷した瞬間を見てたのがももちゃんだけだったんだって!だからももちゃんが・・・】 慌てふためく私を見ると先生はニコッと笑って、火傷した私の手を口に含んでチュッと吸った。 【いてっ!イテテテ!】 『ヒリヒリする?』 【するに決まってるじゃんか!υ 】 『百恵ちゃんの治療なら治るのに?』 (う゛・・・υ ) 上目使いでジーッと見つめられる。その間も火傷した所をチュゥチュゥ吸われ続ける。 『これでも痛い?』 はむっと可愛く手を噛まれ、口の中でレロレロと舐められた。 【あっ・・・】 『あ、こら。感じてどうするの(笑)』 【かっ・・!感じてないよ!】 『ふーん??』 【あ・・ちょっ、やめ・・・】 『ほら、やっぱり♪』 【狽ソっ、違うー!!υ 】 自分が、手の甲なんかが性感帯だなんて知らなかったので、ビックリした(笑) そしてそのまま先生にからかわれ続けて休憩時間を終え、料理に戻って、文化祭を最後まで頑張ってやり遂げた☆☆
先生と ☆K☆   瞳 投稿日:2003/10/28(Tue) No.2924 『あのさ・・・』 【ん?なに?】 『瞳・・もうすぐ卒業だよね・・・』 【え?もうすぐって・・まだ4ヶ月ぐらいあるじゃん!笑】 『でも、いつかは学校で瞳を見れなくなるんだよね・・・』 【うーん・・まぁ、卒業しても会いに来るし、体育祭とか文化祭とか、行事は必ず覗きに来るよ】 『そうじゃなくて!・・・授業受けてる瞳とか、体育で楽しそうにしてる瞳とか、廊下で何気なく見える瞳とか・・・  なんていうか、いつでも瞳を見ていたいのに、卒業したら、会おうと思わなきゃ会えないでしょ?意味わかんないかもしれないけど、私はそれがイヤなの・・・』 【??? む、難しいけど、とにかくいつでも一緒にいたいって事?υ】 『・・・まぁそれに近い意味かな・・』 【そんな事言ったって、わざとダブるわけにはいかないし・・・怒らないでよ】 『怒ってるんじゃないよυ 寂しいだけだよ・・・』 【そりゃ瞳だって先生のいない大学に行くのは、すっごくつまんないし、行きたくないよ。でも瞳には一応夢があるからさ・・】 『あ、保育士さんになるんだよね?』 【うん・・・先生と同じ教師になって、同じ学校で働くのもいいけどね(笑)】 『あ、それいいね♪』 【買}ジ!?笑】 先生の家でマッタリしている時に、先生が突然こんな話をし出したのだった。言われてみれば、高校生活ももう半年もないんだなぁと思った。 先生は、ほんの少し前に、この学校に来たばかりだから、まだまだここに勤める事になりそうで、瞳が卒業してしまったら仕事をする意味がないと言うのだった。 ホントに、子供みたいなワガママを言う人だなぁとつくづく思ったυ まぁそこが可愛いと言えば可愛いのだけれど・・・ 『ねぇ、卒業しないで』 【はぁ!?生徒に留年を勧める先生なんて聞いた事ないよυ 】 『わかってるよ(笑)』 そう言って、ベッドに寝そべっていた瞳のお腹に、コテッと頭を置いてきた。 わかってると言いながらも、やっぱり寂しそうな先生を見ていたら、私も卒業するのが寂しい事のように思えてきた。 確かに、私が卒業してしまったら、もしかしたら先生が他の生徒の事を好きになってしまったり、私が大学で誰かに心変わりしてしまうかもしれない。 いくら今愛し合っていても、離ればなれになって、週に1〜2回しか会えないまま時間が経てば、どちらかの気持ちが冷めてしまうのは当然な事のようにも思える・・・ ずーっと先の事を色々考えてるうちに、涙が出てきてしまった。 『瞳?どうしたの?』 【あ、なんでもないから・・・】 『・・やっぱり瞳も卒業するの寂しい?』 【え・・・】 『大人の私でもこんなに寂しいんだもんね・・・瞳はもっと寂しいだろうな』 【なっ・・何が大人なの?先生の方が中身は子供のくせに!】 『え?な、なんで怒るの?υ 』 【怒ってないよ・・】 先に涙が出てしまったので、なぜか片想いをしているような、逆に私の方が寂しがっているような感じで、ちょっと恥ずかしくなった。 すると先生が、私のお腹からヨジヨジと上に上がってきて、チュッと頬にキスをくれた。 『でもさ、よ〜く考えたら、瞳が通う大学って、○○短大でしょ?』 【ん・・・無事に受かればの話だけどね・・】 『ここから近いでしょ』 【え?そうなの?】 『・・・ホント地理オンチだねυ オープンキャンパスとか行かなかったの?υ 』 【行ったけど、お母さんに車で乗せてもらって行っただけだから、来方とか場所とかわかんなかったんだもん】 『あ、そうなんだ。まぁとにかくここから結構近いのね。だから、学校が終わるたびに毎日私の家に来てよ。合鍵渡しとくから』 【でも行っても、先生いないでしょ?瞳の方が終わるの早いでしょ?】 『私が帰ってくるまで自由にしててくれていいから』 【・・・なんか同棲みたいだね】 『あ、嬉しそう(笑) ・・・あぁ、言っとくけど、毎日Hとかはナシだよ(笑)』 【狽ヲー!?υ 】 『やっぱり・・・エッチ。』 【だって好きだから毎日したいって思って当たり前じゃんか〜υ 】 『ん・・・そりゃ私だってそう思うけど・・でも毎日してると感度が悪くなったりするでしょ?マンネリ化してくるし。』 【え?そーなの?感度悪くなるの? ・・・ていうか瞳たち、そんなに毎日してませんけどー。】 『あ・・・前の彼女と毎日のようにしてた・・からυ ごめんごめんッ!υ 』 【ふーん・・】 普段、瞳が他の子と喋っただけで怒って、なかなか機嫌を直してくれないくせに、自分はこういう話を平気でするんだなぁと思うと、少しムッとした。 『あの・・・』 【・・帰るわ。受験勉強しなくちゃいけないし】 『え!?ねぇ、ごめんって・・』 【別に怒ってないから】 『瞳・・・』 【・・・じゃあね】 そう言って、部屋を出ようとした時、キュッと服のすそをつかまれた。 【ちょっ・・・離して!マジで帰るから】 『そんなに怒らないで・・ごめん、ホントにごめんなさい・・・いつも私が怒ってるのに、同じ事しちゃって・・・無神経だよね・・ごめん・・・』 許そうと思った。 けれど、他の女の人と先生が毎日Hしていたなんて事を想像して、それが過去の事であるとはいえ、平然としていられる程、私はまだ人間ができていない。 【・・・もういいから!わかったから離して】 『やだ!』 そう言って、グイッと引っ張られて、弾みでベッドに戻されてしまった。 【ちょっ・・・マジで怒るよ!】 一度帰ると言ってしまったので、引っ込みがつかなくなってしまい、必死で振り払おうとした。 『その彼女とはもう連絡取ってないよ!』 【もーいいって!早く離してよッ】 『瞳が許してくれるまで絶対帰ってほしくない!』 【・・・ッ】 そう言って、目を見つめられた。 その時、先生が泣いている事に初めて気が付いた。同時に、私が泣いている事にも。 『私はできるだけ瞳とケンカなんてしたくないし、怒らせたくないの・・』 【・・・そんなのわかってるよ。瞳だってそうだもん・・・でも実際に怒らせるような事してるじゃんか!】 『・・そんなの瞳も一緒でしょ!?今は私が悪いから言わないでおこうと思ったけど、瞳、他の子とベタベタしすぎだよ!いくら仲のいい友達でも、腕組んで歩いたりしないで!』 【それは学校の友達付き合い上、しょーがない事じゃん!】 不満を言い出せばキリがない事くらい、お互いわかってはいたけれど、こういう機会があまりないからか、私達は一気に言いたい事をまくし立てていた。 【それじゃぁ何?先生は毎日ヤれる人がいいって事!?】 『そうは言ってないでしょ!毎日私の事だけ考えて、私の事だけ見てくれて、私の事だけ愛してくれる人がいいって言ったの!』 【じゃぁHはしたくないの!?】 『それも言ってない!』 【じゃぁしたいって事だよね?】 そう言って、私は強引に先生の両腕を押さえつけて、ベッドに組み敷いた。 『ちょっ・・・こんな時に何考えて・・!やめてよ!』 【したいんじゃないの?】 『今はイヤなの!』 【あぁ、そーなの?】 『やめてって!』 今でも、何であんな事をしてしまったんだろうとすごく後悔している。 私は先生が抵抗するのを無視して、両腕を動かせないよう拘束した。
先生と ☆K☆続き   瞳 投稿日:2003/10/28(Tue) No.2926 私は先生が抵抗するのを無視して、両腕を動かせないよう拘束した。 そして、せっせと先生の服を脱がせる。 【案外こういうの好きそうだけど?】 『・・・ッ!』 【もうこのままずっと縛り付けて側に置いておきたいな・・・】 『そっ・・・』 【うん、そんな事しておけるわけないよね。でもできる事ならしたいなぁと思って。で、ずっと瞳が先生の世話するの】 『・・・』 【そしたら瞳も先生以外の人と喋らずに済むから、先生も怒らないだろうし、ケンカせずに過ごせるじゃん】 『・・・でも縛られてたら瞳にキスできないじゃない・・』 【瞳がしてあげるからいいじゃんか】 『私からもしたいもん・・』 【そりゃしてほしいけど・・・】 『・・・ねぇ、ホントに今日はやめとこう?そんな気分じゃないし・・・』 【・・・・・元カノの話をした後だから? 元カノの事を思い出した後じゃ、瞳とHできないんだ?】 『な・・・そんな事は思ってないよ!ただ私は、今はイヤだって・・!』 私は焦燥感に負けて、先生の話を聞かないまま、首筋にキスをした。 『んっ・・!やだ・・・!』 【やだって・・言ってるだけで、体はいつもと同じ反応だけど?】 『ん・・ふぅ・・・!』 胸を揉むと、抵抗をやめる。 【瞳と仲直りなんてする気なくて、ホントはHがしたかったからさっき呼び止めたんじゃないの?】 『ん・・・違う・・ッ』 【元カノの事思い出したらしたくなったんでしょ?】 『そんな事・・・一言も言ってないでしょ・・?今はホントに瞳だけだよ・・だから、やめて・・』 先生が、さっきと同じ涙を流している。 【・・・・・】 『ホントに、今は瞳以外の人なんて目に入らないから・・』 【・・・ごめん】 そう言って、私は先生の両腕を解放して、抱きしめた。 そして、今度は私が泣いた。 『ううん、私もごめんね』 【・・・ん・・】 『ずっと好きでいるから、瞳も飽きずに側にいてね』 【・・ありがとう】 そして、先生がたくさんのキスをくれた。 そのままHもせず、ただ2人でベッドの中でお喋りをしていると、 『だ、だからね、たまには無理矢理というか、強引なのもいいかな・・・って・・υ』 (狽ヲぇー!? やっぱり先生の考えてる事はわかんない〜!!υ ) こんな会話が出た(笑) 今までの不満をいーっぱい言い合って、なんだかすっごく仲が深まったような気がした1日でした♪ 先生、これからも大好きやよ☆♪☆
第2部 完 面白かったらクリックしてね♪